クラウドPCとは?従来のPCとの違いをわかりやすくを解説します
本ページにはプロモーションが含まれています。
近年、働き方改革やコロナ禍でのリモートワークの普及に伴い、IT環境の柔軟性や利便性が求められています。
そのような中で、
注目を集めているのが「クラウドPC」です。
しかし、
「クラウドPCとは何なのか?」
「従来のPCと何が違うのか?」
といった疑問を持つ方も多いと思います。
本記事では、クラウドPCについて詳しく知りたいという方に向けて、クラウドPCと従来のPCとの違いなどについて、詳しく解説します。
[目次]
- クラウドPCとは?
- クラウドPCの特徴
- ・1.物理的なPCが不要
- ・2.柔軟性と拡張性
- ・3.どこからでもアクセス可能
- ・4.セキュリティ強化
- ・5.管理の効率化
- 従来のPCとの違い
- ・1.データ保存
- ・2.端末スペック
- ・3.アクセス性
- ・4.セキュリティ
- ・5.処理性能
- ・6.コスト
- ・7.アップデート
- ・8.災害対応
- おすすめのクラウドPCサービス
- まとめ
クラウドPCとは?
まずは、
クラウドPCとは何なのかについて解説します。
[クラウドPCとは?]
クラウドPCとは、クラウド上で動作する仮想デスクトップ環境のことを指します。通常のPCのようにソフトウェアを実行したり、データを保存したりする機能を備えていますが、実際のハードウェアやデータはクラウドサービスプロバイダーのサーバー上にあり、利用者はインターネットを介してこの仮想PCにアクセスします。
この説明を聞いてもピンとこない方のために、もう少し簡単に従来のPCとの違いを踏まえて、Windowsを例に説明します。
※画像クリックで拡大画像がご覧いただけます。
上図は、Windowsを例にした従来のPC(左側)とクラウドPC(右側)の比較です。
●従来のPC
従来のPCは、WindowsなどのOSが物理的なPCにインストールされており、物理的なPC上で動作していました。
●クラウドPC
クラウドPCは、WindowsなどのOSがインストールされた物理的なPCは必要とせずに、インターネット接続ができる端末があるだけで、クラウド上にある仮想PCのOSに、物理的なPCと同じようにアクセスすることができるというサービスです。
もう少し簡単に言うと、
クラウドPCを利用することで、従来のPCはもちろんのこと、iPhone、AndroidといったスマホやiPadなどのタブレット端末で、従来のPCと同じようにWindows上で作業を行うことができるようになります。
ご参考までに、
なぜ、クラウドPCでこのようなことが可能になるかということについて補足しておきます。
下図で示す仮想化と言われる技術によって、1台の物理的なサーバーを複数の仮想マシンとして利用することで実現しています。
※画像クリックで拡大画像がご覧いただけます。
このように、
クラウドPCサービスを提供するプロバイダーでは、1人のユーザーに1つの仮想マシンを提供することでサービスを実現しています。
クラウドPCの特徴
次に、
クラウドPCの特徴について解説します。
先で、クラウドPCについて説明していますが、もう少し具体的な特徴について解説します。
クラウドPCには、様々な特徴がありますが、
大きくは、
といった特徴があります。
1.物理的なPCが不要
物理的なPCは必要なく、インターネットに接続できるタブレットやスマートフォン、低スペックのデバイスからでも利用できます。2.柔軟性と拡張性
必要に応じてCPUやメモリ、ストレージの容量を調整できるため、業務内容やプロジェクトに合わせたカスタマイズが簡単にできます。3.どこからでもアクセス可能
インターネットに接続ができれば、どこからでもアクセスできるため、リモートワークや出張先から利用することができます。4.セキュリティ強化
クラウドPC上で作成、更新したデータは、クラウド上に保存されるため、端末の紛失や盗難による情報漏洩リスクを軽減することができます。5.管理の効率化
WindowsアップデートといったOSの更新やセキュリティ管理はプロバイダー側で行うため、IT部門の負担が軽減されます。従来のPCとの違い
次に、
クラウドPCと従来のPCとの違いについて解説します。
そして、
データ保存、端末スペック、アクセス性、セキュリティ、処理性能、コスト、アップデート、災害対応の比較項目でクラウドPCと従来のPCを比較した結果は、以下の表になります。
比較項目
クラウドPC
従来のPC
データ保存
クラウドサーバー上
ローカルストレージ
端末スペック
低スペックの端末でも利用可能
用途に応じた高性能なハードウェアが必要
アクセス性
インターネット接続があればどこでも利用可能
利用は端末に依存
セキュリティ
クラウド上で一元管理。端末紛失時もデータ漏洩リスクが低い
端末紛失や盗難時にデータ漏洩のリスクが高い
処理性能
インターネット速度とサーバー性能に依存
端末のスペックに依存
コスト
初期費用は低いが、利用料としてランニングコストが発生する
初期費用が大きいが、長期的には安価な場合も
アップデート
クラウド側で一括管理。メンテナンスが不要
各端末で手動対応が必要
災害対応
別の端末からでも容易に復旧可能
端末が壊れると復旧が難しい場合も
1.データ保存
従来のPCは、PC内のローカルストレージ(ローカルディスク)にデータは保存されますが、クラウドPCは、クラウドサーバー上のストレージに保存されるという違いがあります。2.端末スペック
従来のPCは、用途に応じた高性能なスペックのハードウェアが必要ですが、クラウドPCは、低スペックの端末でもPC作業ができるという違いがあります。3.アクセス性
従来のPCは、PC端末がなければアクセスできませんが、クラウドPCは、インターネットに接続できる端末があれば、どこからでもアクセスできるという違いがあります。4.セキュリティ
従来のPCは、自PC内にデータを保持しているため、端末紛失や盗難時にデータ漏洩のリスクが高いですが、クラウドPCは、クラウド上に保存しているため、データ漏洩のリスクが低いという違いがあります。5.処理性能
従来のPCは、端末スペックによって処理性能が変わり端末スペックに依存しますが、クラウドPCは、端末スペックではなく、インターネット速度とサーバー性能に依存するという違いがあります。6.コスト
従来のPCは、初期費用が高く、長期的な利用には安価な場合もありますが、クラウドPCは、初期費用は低いが、利用料としてランニングコストが発生するという違いがあります。7.アップデート
従来のPCは、各端末で手動によるアップデート対応が必要ですが、クラウドPCは、クラウド側でアップデート対応し一括管理するため、メンテナンスが不要という違いがあります。8.災害対応
従来のPCは、端末が壊れると復旧が難しいですが、クラウドPCは、端末に依存しないため、別の端末からでも容易に利用できるという違いがあります。おすすめのクラウドPCサービス
最後に、
筆者がおすすめするクラウドPCサービスをご紹介します。
そして、
筆者がおすすめするクラウドPCサービスは、
「XServer クラウドPC」
です。
[概要]
サービス名
XServer クラウドPC
概要
レンタルサーバー国内トップクラスのシェアを誇るエックスサーバーが提供する仮想デスクトップサービス
OS
Windows Server 2022
メモリ
2GB~16GB
vCPU
2コア~16コア
ディスク
100GB~1,000GB(NVMe SSD)
運営会社
XServerクラウドPCなら、いつでも・どこからでもインターネット環境さえあれば、スマホ・タブレット・PCなど、デバイスを問わず、いつでもWindows環境を利用できます。
また、レンタルサーバーでは、国内トップクラスのシェア率を誇るXServerが提供するクラウドPCのため、安心して利用することができます。
↓14日間の無料お試し期間あり!
なお、
XServerクラウドPCについては、以下の記事で詳しく解説しています。
[ご参考]
まとめ
本記事にて、クラウドPCと従来のPCとの違いなどについて解説しました。クラウドPCは、企業だけでなく個人にも利便性を提供する存在へと進化しています。
特に、リモートワークの普及やデジタルコンテンツ制作の需要増加により、今後、クラウドPCはさらに重要な役割を果たすと考えています。
いずれにせよ、
本記事が、クラウドPCについて詳しく知りたいという方の参考になれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。